人として

カテゴリー:

2012/07/13

少しというかかなり今さら感もありますがユーロ2012は本当に楽しかったですね~。
スケジュール的に近かった日本代表最終予選と比較しながら観戦した方も少なくないと思うんですが僕もその一人です。
正直もし出場出来ていたらイイ線いけたんじゃないかと思いましたよ~。

そして今大会では、今までよりもずっと個ではなくグループで戦わなくては勝てないんだなあというのが感想です。

しかしながら一番気になったのは、大会中に一騒動起こしたフランス代表のナスリの一件。
自身に批判的なメディアを侮辱する行為が大きく問題になったようですが、僕が最初に思ったのは、先にその記者がナスリを侮辱したんだろうなという事です。これまでもイケイケ過ぎる態度が問題視されてきた選手だけに、またやらかしたとか色々言われ、代表での2年間の出場停止まで発展しそうな勢いですけど、それはバカらしいと正直思う。
ナスリが出した謝罪の中に『子供達やサポーターにまで嫌な思いをさせてしまった』とありました。
それで十分反省してる事が伺えます。

かつて日本では中田ヒデ氏が一切マスコミに発言しなくなり多くのメディアの人が困りましたが、原因を作ったのは紛れも無く取材者達、すぐに誤解をまねく記事を書いた人が謝罪に行けば済む話だったと思うんですが、当時の中田氏は若過ぎたため、逆にやれ生意気だの世間をわかってないなどと批判も浴びました。記者としてのプライドが若者の尊厳を踏みにじった事に気付いていないのです。

『ペンは剣より強し』という言葉があるようにマスメディアは多くの力を持っています。
僕達ミュージシャンでも好きなライターさんっているんですが、それは決して自分達を褒めちぎる文章に惹かれるのではなく、
きちんと自分達の意図を伝えてくれる方達なんです。昔は僕らの事を全く調べずに取材に来る方もいまして舐められてるな~と思う事も多くありましたが、(その分見返してやるという気持ちにもなったけどね。)今でもアンニャロウって思い返す事ありますもん。
高いプロ意識と相手に対するリスペクト。
これさえあればどんな業界でもやって行けるはずですし、僕はそういう人とは凄く仲良くなれます。

ナスリの発言から汲み取れる事は、僕なりの日本語解釈で行くと『お前ら(マスメディア)の為にサッカーやってんじゃね~んだよバカ』これにつきる。
メディアとは上手く付き合った方が良いのは当然ですが、自分に非礼な人間に礼を尽くす道理はないと僕は考えています。そこに年齢立場は関係ありません。

今回の事件発端はナスリだし、ナスリは友達じゃないからどういう人間かも、どういう気持ちかも正直わからないですが、改めて『人として』という事を考えさせられたので今回テーマにさせて頂きました。

あいつは若いからダメとかゆとりだからダメとか、ひとくくりで考えてしまいがちな人結構いると思うんですけど、自分に対してダメな人って結構自分側に原因あったりするんで、そのへん自分で思い返すと新しい自分に出会えたりもしますよ~。これまで出会ってきた選手達で試合に出れない事を他人(監督)のせいにしてる奴はたいてい早く引退しておりますぜ。それではまた次回をお楽しみに!