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袴田事件の真犯人は長女の橋本昌子?わかりやすく内容を解説!

今回は「袴田事件の真犯人は長女の橋本昌子?わかりやすく内容を解説!」について書いていきます。

袴田事件については詳しくは知らない方もいることでしょう。

私もその一人ですので、わかりやすく内容をお伝えできればと思います。

冤罪事件として有名な袴田事件。

その犯人とされている袴田巌さんが犯人ではない、とするのなら真犯人はいったい誰なのでしょうか?

真犯人は絶対いるのですから、その人物を特定できれば事件は解決します。

しかし真犯人が他界していたりすると事件は迷宮入りしますね。

一部では真犯人は長女の橋本昌子さんではないか、とする声もあるようです。

それでは調べていきましょう。

 

袴田事件の真犯人は長女の橋本昌子なのか?

なぜ長女の橋本昌子さんが真犯人と言われるようになったのか?

橋本昌子さんの写真を調べていくと、上記のTwitterが見つかりました。

まずは事件の流れを見ていくことにしましょう。

 

袴田事件・事件概要

1966年6月30日 午前2:10頃出火

  1. 味噌製造会社の専務一家4人が殺害される
  2. 殺害方法は刃物でめった刺し
  3. 殺害後放火され集金袋が奪われる
  4. 味噌工場の従業員、元プロボクサーの袴田巌さんが逮捕される
  5. 袴田巌さんは否認するが、連日の厳しい取り調べから自白を強要され自白
  6. この事件を袴田事件とし、袴田巌さんが犯人だとするシナリオが出来上がる
  7. 何十年も解決しない、冤罪事件へと発展してく

この事件の被害者は男性(41歳) 妻(38歳) 次女(17歳) 長男(14歳)の4人。

非常に気になる点として、被害者がめった刺しにされているということです。

集金袋が奪われるという点で、金銭目的の犯罪だった場合、わざわざそんな時間がかかる殺し方はしないでしょう。

殺し方からして怨恨、また4人を殺害するには、実行犯が複数人いた可能性もあります。

 

長女の橋本昌子が真犯人とされる理由


殺害された専務の長女が橋本昌子さんなのですが、なぜ疑われているのでしょうか?

以下、橋本昌子さんについてまとめていきます。

  1. 味噌製造会社の従業員と駆け落ちして家出状態であった
  2. しかし事件当日だけ実家に帰宅
  3. 事件当日は別棟で寝ていたため被害にあわなかった
  4. 家族から疎まれていた暴力団関係者との接点があった
  5. 袴田巌さん釈放(2014年3月27日)の翌日に死亡
  6. 67歳、自宅で死亡状態で発見される
  7. 警察は事件性のない病死として処理
  8. タイミングが重なっているので自殺?または他殺?の可能性がある

このように疑われているものの、確信を得るだけの証拠があるわけではありません。

では現場での状況、遺体の状態から考えられることを、次で考察していきます。

 

遺体の損壊状態から真犯人は家族に恨みがあったはず

殺された一家の家族構成を見ていきます。

  1. 父親
  2. 母親
  3. 長女(橋本昌子さん)
  4. 次女
  5. 長男

殺されたのは橋本昌子さんを除く、4名です。

この時点で橋本昌子さんを疑ってもおかしくはありません。

当時、警察は疑っていたはずだと思うのですが…。

次、遺体の状態を見ていきましょう。

全員刃物で刺され殺されたのは間違いないようです。

その中で、遺体の損壊が激しかったとされているのが、母親と次女でした。

  1. 母親は体も顔面も刺されていた
  2. 次女は顔面めった刺し、遺体は二度焼き

一般的に顔面を刺されるケースは恨みが動機である

長女の橋本昌子さんは家族からのけ者にされていたという話がある

この話が真実なら、これはもう身近にいた者の犯行で間違いないと思いませんか?

こんなにも強い殺意と恨みを感じられる殺し方は、金銭目的の強盗だった場合では絶対に考えられません。

母親と次女に対して特に強い恨みを持っている者の犯行。

これらの状況から考察すると、真犯人は橋本昌子さんではないかとする考えが浮かび上がってくるのは当然と言えます。

下記、反論する意見もありました。

上記のツイートが本当なら、事件に関係がないことの証明になりますよね。

当時の事を知っている者が、橋本昌子さんは真犯人ではないとする情報を公開すれば、誤解も解けるのではないでしょうか。

 

袴田事件の内容をわかりやすく解説!真犯人は長女の橋本昌子?

上記の動画を是非ご覧ください。

齋藤法務大臣

「適切に対応してきたものと承知している」

仁比議員

「適切に対応してきたものと承知している、という大臣の答弁はこれはさすがにおかしんじゃないですか?」

「だって半世紀近く、隠し続けてきたんですよ?」

私もおかしいと思います。

冤罪事件を半世紀近く、被告人の無罪を証明するような証拠を隠し続けてきたとする内容は、とても理解できるものではありません。

私たちもこういったことに巻き込まれる可能性がある、ということを知っていた方がいいです。

日本の警察、検察、裁判官など、必ずしも公平公正な判断をするとは限りません。

 

袴田巌は2014年3月に釈放されるまでずっと拘束されていた

48年ぶりに袴田さんは釈放されました。

48年間とは何でしょうか…。

人生の約半分、いやそれ以上かもしれない。

この時間を冤罪として奪ったのなら、到底許されることではありません。

冤罪とするならば、真犯人は別にいます。

しかし時が経ちすぎているので、事件は解決することはないでしょう。

  • 【2014年3月27日】静岡地方裁判所は再審開始を決定
  • 検察が異議を申し立てる
  • 【2018年6月】高裁は静岡地裁の再審決定を覆し、再審開始を認めないと決定
  • この判決に対し弁護側は特別抗告をする
  • 【2020年12月】最高裁判所は「審理が尽くされていない」と判断
  • 袴田さんが犯行時に着ていたとされる衣類に付着した血痕の色の変化に争点を絞り、高裁に審理を差し戻す
  • 【2023年3月13日】東京高裁は、犯行着衣に関し「第三者が隠した可能性がある」と指摘
  • 「第三者は捜査機関の可能性が極めて高い」として捏造の疑い、袴田巖さんの再審開始を認める決定をする

この流れをみると、やっと現在になって冤罪、捏造の可能性が裁判所に認められたということなんでしょうか?

事件から57年経過しています。

日本の警察はなんともずさんでいい加減な捜査をするのだと、思い知らされました。

はっきりいって、警察の捜査、犯罪に対する姿勢など、これでは信用できませんよね。

 

証拠とされた血の付いた衣服は検察による捏造の疑い

この内容から検察が証拠を捏造した、というのは間違いなさそうですよね?

これって一体どういうことなんでしょうか。

事件を解決するのではなく、袴田さんを犯人に仕立てるために証拠を捏造してくるということです。

これが事実ならこの事件に関わった、警察、検察などの人間は全てグルなのか?

最大の争点それは、

現場近く味噌タンクでみつかった『血の付いた衣類五点』です。

血の付いた衣類五点

  • 逮捕から1年以上たって、現場近くの味噌タンクから発見
  • 犯行時に袴田さんが着用後、味噌タンクに隠したとされ有罪の決め手となる
  • だが長い間味噌に漬かっていたにしてはシャツが白く、血の色も赤すぎる
  • 長い間とは1年2ヶ月の事を指す
  • 上記のTwitterで袴田さんが試着した写真がその血の付いた衣類五点
  • しかしズボンが小さすぎて履けていない
  • 東京高裁は当時は履けたと認定(経年乾燥によってズボンが縮んだことや袴田さんが太ったことなどの理由)
  • 弁護団は再審請求段階で繊維の専門家による鑑定書を提出
  • ズボンは袴田さんのものではないと主張したが裁判所は認めなかった

静岡市清水区で学習塾を営む『山崎俊樹』さん

30年前から袴田さんの支援に関わっており、今回の衣類について実験を繰り返す

最後には現場にあったものと同じ材料と配合で作った味噌を使い、自分や仲間の血をつけた衣類を味噌に漬け込んだ実験を行う(半年間)

山崎さん
山崎さん
素朴な疑問ですよ。本当にみそに1年2か月漬かるとこんな色になるかなという素朴な疑問。
山崎さん
山崎さん
血痕の色が変わることを証明できれば、袴田さんが隠したという証拠を覆せるのではないか?

いくら地元の事件とはいえ、ここまで他人のために協力できるものではありません。

この実験が、袴田さんを救うきっかけになっています。

実験の結果(山崎俊樹さん)

  • 血痕は黒く変色
  • 何度やっても、写真のような赤みは残らなかった

実験の結果(検察)

  • 血をつけた布を味噌に漬ける実験を行って対抗する
  • こちらも血痕は黒くなっていた
  • しかし検察は一部に赤みが見られると主張

素人目にみても、発表された衣類の血痕の色とは程遠いし、シャツも白くなく、味噌色に染まっていました。

つまり捏造の可能性が高いということです。

  • 東京高裁はついに再審を決定。
  • 山崎さんたちの実験の報告書を「無罪を言い渡すべき明らかな証拠」と判断。
  • 捜査機関が衣類をタンクに隠した可能性が極めて高い」と指摘。

 

袴田事件に限らず警察は事件の内容をでっち上げる

警察はなぜ、ろくな捜査もせず、自白を強要し、事件を終わらそうとするのでしょうか?

犯人が袴田巌さんとする証拠を捏造してまで、犯人に仕立て上げようとしてきます。

簡単に言えば事実ではないとしても、そこにいる袴田巌さんを犯人にできれば、それで捜査は終了します。

冤罪にする理由はなんでしょう?

警察、検察の関係者が真犯人だったのでしょうか?

真犯人を捕まえたらダメな理由があったのですか?

犯人は袴田巌さんじゃなければいけなかったのですか?

気になったので、警察の冤罪事件を簡単にまとめてみます。

警察は不祥事を隠蔽し、捏造します。

高知白バイ事件(2006年3月3日 午後2時30分頃)

「高知白バイ事件」は、2006年3月にスクールバスと白バイが衝突した事故。

白バイの方に問題があったにもかかわらず、バスの運転手が逮捕されるという冤罪事件。

スクールバスに乗っていた生徒、引率の先生、全員が「スクールバスは交差点で停止していた。」と証言。

スクールバスの後ろには、この学校の校長が自分の車でついて来ていた。

その校長も「バスは完全に停止していて動いていなかった。」と証言。

なにが恐ろしいか?

警察はスクールバスが動いていたとする理由を作るため、スクールバスのタイヤ痕を水を使って偽造したのです。

止まっていたバスに猛スピードの白バイが勝手に突っ込んできて死亡した事故。

それでは警察の過失となる。

それを恐れた警察は証拠を捏造し、スクールバスの運転手を犯人扱い。

警察の実態がよくわかる事件となっている。

警察官ネコババ事件

こちらも警官が一般人に罪をなすり付けるという事件。

主婦は善意から15万円が入った封筒を警察に届けたにもかかわらず、受け取った巡査はその15万円をネコババした。

そのネコババを隠すため、主婦に罪をなすりつけ、組織ぐるみでその主婦を犯人に仕立てようとした。

身内の不祥事の隠蔽。

そして現金を届けた主婦を犯人に仕立てあげるという卑劣さ。

紅林 麻雄(くればやし あさお)1908年-1963年

日本の警察官。

担当した事件において、数多くの冤罪被害者を生み出したとされる。

あらゆる手段を用いて被疑者を拷問し、自白を強要させた「拷問王」。

袴田事件発生時、紅林麻雄はこの世にいないが、その冤罪の作り方を目の当たりにしていた部下が、袴田事件に関係していると言われている。

数々の表彰を受けるが、そのほとんどが冤罪によって作り上げられた事件だったという。

警察だから信用できる、ということはありません。

これは現代でも同じでしょう。

なにかおかしなことに巻き込まれてしまっても、絶対に自白などしてはいけません。

やっていないのならやっていない。

逮捕された容疑に身に覚えのない場合は、絶対に罪を認めてはいけません。

 

袴田事件の真犯人は長女の橋本昌子?わかりやすく内容を解説!:まとめ

今回は「袴田事件の真犯人は長女の橋本昌子?わかりやすく内容を解説!」についてお伝えしてきました。

今回は全くの素人目から、事件の内容をわかりやすく書いたつもりです。

袴田事件が冤罪だった場合、捜査に関わった関係者はどう罪を償うのでしょうか。

もう失われた時間は返ってこないのです。

冤罪の場合は真犯人がいることになります。

その真犯人が被害にあった家族の長女、橋本昌子さんだとする説が有力なようです。

ですが、確固たる証拠があるわけではなく、また橋本昌子さんは既に他界されていますので、原因の追及は不可能でしょう。

今回の事件によって被害にあわれた方々、そして袴田巌さんが救われますように、二度とこういった冤罪事件が起きない事を祈っております。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。